「読書量は年収に正比例する」と本で読んで、年収上がるんだったら読んでみよう決意してやってみました。
元々読書をすること自体はとても好きだったのですが、さすがに1年間で100冊は読んだことがないので実際に実行したらなかなか大変でした。
「いやいや、読んだだけじゃ上がるわけないだろ!」と一人で突っ込みましたが結局やってみないと分からないのは真実でもあるので、半年たったときに諦めモードを乗り切りどうにか1年間で100冊達成。
終わって見えてきた景色と学んだこと、そして思い知ったことを書こう思います。
・多読をしてみたい
・本を読んで仕事や人間関係でプラスに持っていきたい。
・年間100冊読んでどれくらい変われるものなのか知りたい。
そんな人は参考になるかなと。
私がここまで読んで学んだことはこちら。
- 自分で考える事を辞めたら終わり
- 行動に移して初めて具現化する
- 量が質に変わる
- アウトプットの重要性
- 知識の量が速読になる
「多読をしてみたいけど、結局何が得られてどうなるのかよく分からないから実行に移すなんて無理!」
こんな形で途中で断念している人も多いのではないでしょうか。
他の人はどうかわかりませんが、少なからず僕が一番感じ学んだものはこの5つです。
読書が好きな人は参考にしてみてください。
ちなみに年収ちょっぴり上がりましたよ。
自分で考える事を辞めたら終わり
読書とは、自分で考える代わりに他の誰かに考えてもらう事である
ドイツの哲学者、ショーペンハウエルの言葉です。
毎日読書をしている事により、自分で物事を考える回数が減って思考が停止していた事に気づきませんでした。
何か悩みがある時に本から学び、解決しようと試みることは何も問題はありませんが。
しかし、自分で考えるのを辞めて読書に書いてあることだけを鵜呑みにしてしまうのは思考停止という病に陥ります。
本には悩んでいる事の答えがたくさん載っているので読んでてスッキリ爽快な気分になるかもしれませんが、答えがすぐに見つかるため「目の前の問題を自分なりに考えて結論を出す」ことをしなくなっていきます。
本を読む際に読む目的を何も決めずに読んでいる人はこの傾向があるので注意してみてください。
行動して初めて具現化する
私は知らないことを果てしなく調べて知ることが大好きなので、本を読むことに関してはそこまでエネルギーをさいて、「努力して読む」という感覚はありませんでした。
前々から情報収集グセが強くて、実践まで移さないけどビジネス本や健康本、自己啓発本を読むのが好きででしたので、大変でしたが100冊読むことが努力と思わず出来たのかもしれません。
そしてたくさん本を読み、とうとう70冊ほど読んでいった中で一つの疑問が出てきました。
「これだけ自己啓発本や健康の本、ノウハウを学んだのに、何故私は上手く行かないことが多いのだろう?」
これだけ読めば読めば人間関係や仕事も悩みが消え、迷いなく物事が進む未来が待っていると思っていましたが、実際は悩みが一層増えて思い通りに行かないことが増えていく一方。
理由は当たり前なことでした。
「実行に移していないから」
私は本を読んで解決した気になって満足して何も動かなかったのです。
悩みの問題を解決する気なんて本当はなかった、この不安な気持ちが消えてくれれば私の中では満たされ実際に起こっている問題はどうでも良かったのですね。
行動することの恐怖がブレーキになってる場合もあるので、ここに関しては自分が何故行動に移さないのかをしっかり見極めて読書をすることがいいでしょう。
そうしなければ、ずっと読んでただ面白かったという感想で終わってしまいます。
質が量に変わる
本をたくさん読んで量を増やしても質が悪ければ意味がないという意見もあるかと思いますが、私はそうは思えません。
何故ならある一定の量を越した瞬間、点と点だった思考が線になる瞬間があるからです。
点と点の繋がりは予測できません
あとで振り返って 点の繋がりに気付くのです
Apple社元CEOのスティーブ・ジョブスがスタンフォード大学での卒業スピーチで言った有名な言葉。
3才児並みの飽き性な私、読書をする中で関係のない分野をたくさん読んでいました。
意外にも視点やプロセスは違えど同じような終着点に行き着くことがありましたが、まさに点と点が繋がった瞬間で興奮したことを今でも覚えています。
「これは世紀の大発見ではないか!?」と思いましたが、後々調べていたら同じようなことを考えて書籍にしていた人がたくさんいました。
それでも書籍を出しているような人と同じ結論にたどり着いたことは、少しだけ自信になった気がします。
目の前のパズルをいかに早く解くかという時代は終わり、そのパズルをどう組み立てて価値を生み出すかにシフトしている時代。
これにはまず質より量がとても重要になる。
ブログや書籍の情報を頭の中で編集して具現化する力を持っている人が、今の時代で生き残るのではないでしょうか。
アウトプットの重要性
本をたくさん読むけど全然覚えられない人と覚えられる人の差は、インプットした情報をアウトプットしているかが大きい。
「何故この人は読んだ本の内容をこんなに覚えているんだろう」と思う人が数人いましが、圧倒的にアウトプット量が他の人とは違います。その人達はブログや動画、知人と話すときにアウトプットさせて定着させていました。
それから私も得た知識は書いているブログや友達、仕事で情報を求めている患者さんにどんどんアウトプットします。
出来れば他人に教えられるレベルまで到達すれば理想で、そこまで到達すれば知識は自分の物になったも同然ですね。「自分が分かっている」段階から一歩踏み出し「他人に教えられる」段階までになるとイイですね。
知識の量が速読になる
本をたくさん読むようになってくると速読に興味を持ち始めるようになり、何冊か速読本を読んだりしたものの、全然早くなりませんでした。
「うーん、どれも速読技術を会得するために時間がかかるよね・・・」
ずっと悩んでいましたが、何故か100冊達成に近づくに連れ読むスピードが早くなっていたのです。
単純に目で追って読むスピードが早くなったのもありますが、知識量が増えたことがまず大きかったですね。
持っている知識の量が増えたことにより、全く知らない情報が減り理解度が早くなったためでした。
今までは初見の情報が多かったのですが、同じ分野の本を何冊か読むに連れて「これはあのことについて書かれているな!」と以前読んでいた内容と被る場合や、予備知識ですぐに理解することが多くなり、結果プチ速読となりました。
ものすごい勢いで読めるようにはなりませんが、100冊も読んでいると知識量が速読につながります。
まとめ
今回は100冊読んでみて学んだことを書きました。これだけ読むと自分の頭の中のOSが更新されてレベルアップした気分です。
100冊を読むためには気合や根性の割合が占めすぎていると、なかなか続きません。
とりあえず自分の好きな本をまずは読んでみてください。
好きな小説や仕事関係、やる気が出そうな自己啓発本などなんでもいいです。
この本だったらたくさん読めるし、自分で努力と思わず好きでひたすら読んでいると状態を作れたら最高ですね。
是非チャレンジしてみてください