友達や恋人、家族が頭を抱えて真剣に悩んでいる。
そんな時に自分の力で相手の悩みを解決したり元気にしてあげたいと誰でも思うはず。
しかし、元気を与えてあげたいけど何を言っても全く相手の心に響かず、最終的には「自分はなんて無力なんだ・・・」と落ち込んでしまう。
このような体験を私は昔何度もありました。
何故、一生懸命相手に伝えても響かないのか。
そもそも「普通のサラリーマン」が「頑張れ!」と言っても心に響かないのである。
もしイチローに目の前で「頑張れよ!」と言われたらどうでしょう?
言われたその日から、めちゃくちゃ頑張れそうじゃないですか?(笑)
認知度や信用度がある人とない人では天と地の差くらい影響力が違うので、普通の人はどう頑張ってもこの人たちの影響力には敵わないのである。
悲しくなりますがこれが現実。
私がSNSで「このケーキ美味い!」とつぶやくのと福山雅治が「このケーキ美味い!」と全く同じ言葉をつぶやくのではイイね数が1000倍くらい違うでしょう。
世間の人たちは思った以上に相手に興味がないんです。
これを「私は福山雅治じゃないんだ理論」と言います。SHOWROOM代表の前田裕二さんが書籍「人生の勝算」で語っていました。
ネーミングセンス抜群。
さて、普通のサラリーマンが相手の心に響かせるのはどうすればいいのか。
キーワードは「ストーリー」と「ブランディング」。
まず、この記事ではストーリーにフォーカスしてみます。
影響力が高くなる物語の作り方
感動した映画やドラマには魅力的なストーリーが上手くまとまっており、実はある程度テンプレートが決まっている。
どんなにテーマが小さくあまり興味がないモノでも、物語がしっかりしていれば、人は心が動かされるのである。
幼児向けの絵本、読んでいた子供時代。
今でも覚えているのは「絵が綺麗」ではなく、物語が面白かった本が記憶に残っています。
夜寂しいときにお母さんが読んでくれたというストーリーが加われば、尚更いくつ年を取っていても覚えているはずです。
さて、実際にどのようにストーリーを作っていくのか。私の恥ずかしいストーリーを参考に書いてみます。
アニメを400作品以上見て、漫画は1000冊以上読んでいる私は、今でもそうですがかなりのオタクです。
音楽も一つのジャンルに絞らず、なんでも聴きます。ZARDやWANDSなどのビーイング系、古いのから新しいアニソン、ギターも弾くので激しいハードロック系も聴く。
ここまでオタクになった理由は、学生時代は週5ブックオフでガムシャラにアルバイト、漫画をたくさん毎日見ていたし、オタクの友達とアニソン系音楽セッションでお話することが多かったからです。
しかし、これだけが理由ではありません。もっと過去を辿ると原体験が関係しています。
先程の絵本の話と少し繋がりますが。
昔、小学生の頃に図書室で一人こもって昆虫図鑑やかいけつゾロリを読んでいた時期がありました。
その中で、たまたま手にした赤ずきんちゃんか白雪姫の絵本(曖昧)。
今風な可愛い感じで描かれていて、絵の中の女の子を一瞬「綺麗だな、可愛いな。」という感情がふと湧き上がりました。
今まで絵の中のキャラクターにそのような感情を抱いたことがなかったので、忘れっぽい私ですがその時の感情や景色は記憶に残ってます。
それから図書室に行く度に、キョロキョロしながらその本をひっそり読んでいました。
初々しいのやら気持ち悪いのやら(笑)
これが私のオタクの第一歩をスタートした最初の瞬間であろうと考えております。
おそらくこの原体験のせいで、10年後もアニメや漫画を好きで趣味を謳歌しているでしょう。
趣味が無くてやる事が見つからず思考停止になり途方にくれる老後の心配は無さそうです。
好きなことやってると思うのでボケない自身はあります。
アニメや漫画、そして音楽や読書は私の根源であり無くてはならないものなので、20代後半の大人ですが恥ずかしがらずに「好き」を貫き通していきたいですね。
ここまで私の物語を書きましたが、少しでも心を動かせるように一つ決まった流れの話し方をしました。
現在→過去→未来→現在
この流れで話すだけで相手の感じ方が全然違います。
簡単にまとめるとこんな感じです。
「今あなたは全くお金を稼げてませんね」(今の現状を伝える)
「実は私も過去は全く稼げてませんでした」(体験を話す)
「このように、未来は白紙であり自分の好きなように色を描けるのです」(未来に期待をさせる)
「現状を変えたいのであれば、今あなたがやるべきことはこれなのです」
どうみても怪しいセミナー風に書きましたが、内容がどうあれこの順番を守って伝えれば結構相手の心を動かせます。
- 物語を使って話すこと。
- 現在、過去、未来、現在の順番で話すこと。
これだけで、今まで使ってこなかった人は影響力アップです。
ぜひ、使ってみてください。
「ブランディング」についてまた別で書きますね。