今や薬は病院以外にもドラッグストアや気軽にコンビニエンスストアでも買えるようになりました。
そのお手軽さゆえに少しお腹が痛い、少し頭が痛いという理由で気軽に低価格で買えるのがメリットですよね。
近所のお店などで買うと、その中に説明書の様な物が入っていますがコレを読んでいる人はほとんどいません。
私もゲームを買った時に説明書を読まないタイプなので、未だに買った商品の説明書を読んでないです。
スマホなどもそもそも説明書そのものが入ってないので、時代の流れを感じますね。
そして、薬には作用以外にも副作用という不快症状が出る場合があります。
病院で処方される薬にも、もちろん書いてあります。もっと知りたければ薬の名前にプラスして添付文書とネットで検索すれば出てきます。
この副作用、当たり前のように受け入れいますが実は「副作用」なんて存在しません。
あるのは「作用」のみである。
考え方の問題かもしれませんが、わたしはそう思います。
薬を常用してる人は頭にこの考えを入れておくと根本的に改善する確率がグッと上がるので、ぜひとも知っておいて欲しい考え方です。
「そんなこと言われても副作用が自分出てるよ!」と思う人は1度立ち止まって考えて見ましょう。
副作用は都合のいい言葉
作用と副作用の違い、この違いはなんでしょうか。
薬が本来の目的とする作用以外の有害な作用が副作用というのであれば、それはちょっと都合良過ぎないかと私はツッコミを入れたくなります。
風邪を弾いて体調を崩し、ヘロヘロになりながら病院へ出向き、薬を処方されて飲み続けた結果、身体の不調が改善され、お医者さんは「この薬がだいぶ聞いたね!」と言われ、更に不調となれば「副作用が……」ということですよね。
「以下のような副作用が起こる場合があります。」
と書いてあるのと。
「5%の確率で、以下のようにあなたの身体に有害か効果があわられる可能性があります。」
と表記されている場合では薬を使おうとする人の受け取り方は、かなり違ってきます。
もしこのように表記されていたら、少し立ち止まって薬を使うか使わないか悩むのが一般的な感覚でしょう。表現している内容はどちらも同じなのに、ここまで受け手のイメージが変わってきます。
最近タバコは「喫煙は、あなたにとって心筋梗塞の危険性を高めます。疫学的な推測によると、喫煙者は心筋梗塞により死亡する危険性が非喫煙者に比べて約1.7倍高くなります。」と純粋に吸ったら病気になりますよとパッケージに大きく書いてあります。
そこまで一般の薬は表面にキッパリと書いてある訳ではありません。
副作用率90%の薬
副作用か起こる確率、90%。
そんな薬が世の中はあります。
ADHD治療薬「ビバンセ」(塩野◯製薬)。
2018年2月21日に厚生労働省はリスデキサンフェタミン(ADHD治療薬ビハンセ)を覚せい剤として指定したのですが、1年後の2019年2月21日に厚生労働省はビハンセの製造販売を認証したという闇が深そうな製品です(笑)
この製品の副作用を見てみましょう
4. 副作用
承認時における安全性評価対象症例 172 例中,副作用(臨床検 査値異常変動を含む)は 154 例(89.5%)に認められた。主な ものは,食欲減退 136 例(79.1%),不眠 78 例(45.3%),体重 減少 44 例(25.6%),頭痛 31 例(18.0%),悪心 19 例 (11.0%)であった。
90%の人に副作用が見られたのならこれは最早作用なのではと思うのは私だけでしょうか。
他にも気になる文章が書かれています。
<効能・効果に関連する使用上の注意>
2.6 歳未満及び 18 歳以上の患者における有効性及び安全性は確立していない。[「臨床成績」の項参照]
安全性は1000歩譲って分かったとしましょう、しかし有効性が確率していないのになぜ販売されているのか。
【使用上の注意】
1. 慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)自殺念慮や自殺行為があらわれることがあるので,患者の状態を注意深く観察すること。また,患者及び保護者又はそれに代わる適切な者に対し,これらの症状・行為があらわれた場合に は,速やかに医療機関に連絡するよう指導すること。
さらっと書いてありますが、飲んだら自殺したくなるよという事。
ほんとうに書いてあるんですよね→添付文書
実際に厚労省研究班が自殺者を調査したところ、半数以上が向精神薬を過量摂取していたなんて調査もある。
ちなみに別の記事で書きましたが、薬理学的秩序(メカニズム)において、覚醒剤や麻薬と向精神薬は同じ作用でもあります。
まとめ
今回重い内容を書きましたが、本当に大切なことなので書きました。
ただ副作用で熱が出たり嘔吐したりするだけならまだマシです。
しかし、生活に支障が出るレベルの病気になったり、死んでしまったらそれは「副作用が出た」なんてことじゃすまない。
もし今飲んでいる薬があるのであれば、ネットで名前プラス「添付文書」と打って検索してみてください。
その副作用はこの先数年後、数十年後起こる可能性があるということです。
ちなみにもし起こったとしても、食中毒の様に直ぐに出る訳では無いので薬との因果関係がどれくらいあるのか立証することが難しくなります。
ここが私は薬の怖いところだなと思います。