ギターを弾く前にはみなさんはどのような事をしてますか?
「とりあえず基礎練習から始めよう」という人は多いと思いますがその前にストレッチする事がとても大切です。早弾きやアグレッシブなプレイをするならなおさら重要になります。
プロのギタリストはどのようなストレッチを行っているのか、超絶ギターを弾くガルネリウスのsyuがギターを弾く前に必ずやっているストレッチを紹介します。
目次
ガルネリウスのsyuて誰?
そもそもガルネリウスって誰と言う人もいますよね、軽く説明します。
GALNERYUS(ガルネリウス)は、日本のヘヴィメタルバンド。2001年に大阪で結成され、2003年にバップからデビュー。
メロディックスピードメタルの疾走感のあるサウンドの中に哀愁を帯びたメロディを盛り込み、複雑な変拍子を取り入れたプログレッシブメタル的なフレーズや、合唱とのアンサンブルなどのシンフォニックメタル的なフレーズを多用する。
ヴァイオリン協奏曲Op.35をモチーフにした楽曲『ANGEL OF SALVATION』や、アルバム『REINCARNATION』収録曲『THE FLAG OF REINCARNATION』のようにクラシック音楽の名曲のフレーズをギターソロに取り入れるなど、多くの曲にギターを担当するSyuのバイオリンの素養を生かしたネオクラシカルメタル的な要素も見られる。
wikiより
このガルネリウスの中でほとんどの作詞、作曲をしているのがギターのsyuである。
LIVEではとてつもなく動き、とてつもなく音を弾きめちゃくちゃチョーキングしています。
そして常に右手と左手のバランスや、その時の精神状態、肉体状態を意識しながら、どのように弾けばいいプレイ、いいトーンが出るのかを考えて演奏しているそうです。
「ギタープレイ的ウォーミングアップ」
そしてここからsyu流「ギタープレイ的ウォーミングアップ」を簡単に紹介していきます。
どんな一流のプレイヤーでもいきなり動いたりせずしっかりストレッチをして柔軟性を高め緊張を解いてから始めます。
ストレッチすることによって怪我をしにくくなりパフォーマンスを最大限に引き出せるようになるので、ギターを弾く事に関しても筋肉を使うため必ず必要です。
手首〜甲〜指のストレッチ
手首を上にして肩の高さに腕を上げます。
左手を正面に突き出し、右手で左指を握って(実際は握っている指はピンと伸ばします)、腕と平行になるように自分側に曲げていきましょう。
手のひら側、手の甲側の両方におりたたんでいきます。
左手が終わったら右手もやっておきましょう。
上腕三頭筋のストレッチ
左腕を右手で抱え、無理な力をかけず胸から右肩方向へ引きます。
これも左右やっていきましょう。
syuはこれで上腕三頭筋を伸ばしましょうと説明していきますが、一般的な上腕三頭筋のストレッチがあるので紹介していきます。
- 片方の腕を挙げ、指先が背中を触るように肘を曲げる
- 背筋をまっすぐに保ったまま、反対の手で肘をもって引く
- 肘を曲げた方の手が、反対の肩を触るようにしてストレッチ
- 肘を曲げた方の手が、反対の上腕を触るようにしてストレッチ
ポイントは肩と肘を曲げてからストレッチすること。
また、肘を曲げてどこに手をもってくるかで伸び方が変わってきます。
注意点
このストレッチで注意しなくてはいけないのは、引くのを意識するあまり身体が傾いてしまうこと。
身体が肘につられて横に傾いてしまうと上腕三頭筋が付着している肩甲骨が固定できず、横に逃げてしまいあまり伸ばすことができません。
背筋がまっすぐになるように意識しながら行う事が大切です。
意外にも背中を真っすぐ伸ばすというのは難しいものです。鏡を見ながらすると難しさを実感出来るでしょう
上腕二頭筋のストレッチ
後ろで手を組んで引き上げます。
syuはこちらで上腕二頭筋のストレッチを説明してますがまたここでも一般的な上腕二頭筋のストレッチを紹介します。
身体は壁の正面に立ち、伸ばされる腕の手を少し高めの位置に固定します。
ゆっくり膝を曲げながら、身体を下げつつ伸ばします。
※手を壁に固定した状態でも、ストレッチ感があれば、そのままの姿勢で十分です。
壁に対して横向きに立ち、伸ばす腕を水平にして手を壁につきます。
手を壁に固定したまま身体を前方へ突き出すようにゆっくり伸ばします。
どちらでも大丈夫なのでしっかり伸ばしていきましょう。
腕立て伏せ
腕立て伏せもいいストレッチになるとのことです、上腕二頭筋と大胸筋に効きますね。
通常の腕立て伏せよりも広いスタンスで手を広げます。
勢いはつけず、ゆっくりとダウン&プッシュ。
こちらを10回やりましょう、マッチョになるための運動ではないのであくまでもゆっくり行うのがポイントです。
この他、LIVEで踏ん張りがきくように、スクワットやV字腹筋なども効果的です。
ただし、どの運動も、強くやりすぎるのは禁物です。ゆっくりと伸ばせるだけ伸ばし、無理はしないで下さい。早く温めようとするあまり、思いっきり伸ばしてしまうと、逆に筋肉をいためてしまうことになりかねません!
ストレッチをしないで弾きまくってしまうと腱鞘炎やバネ指になる可能性も高まります。
気になる方はこちらの記事もどうぞ。
腱鞘炎・バネ指にならないように、めんどくさがらず時間を取りやりましょう。
ギターを使わないエクササイズ
ギターが弾く上で筋力とスタミナはとても重要です。
ウォーミングアップと同じようにどうしても軽視しがちな項目でもありますが、握力があるとないとはプリングフレーズ一つ取ってもその鳴りは大きな違いとして現れます。
繊細なフレーズを高速で弾く時にとても必要ですね、事前にストレッチをしておく事をお忘れなく。
腕立て伏せ
肩幅より広げた位置に両手を置いて、ゆっくりしたペースで15回×3セットを毎日やっているようです。
上腕二頭筋はピッキング・ストロークに深く関わっていくものであり、こちらはウォーミングアップのためではないのでガッツリやりましょう。
エクササイズ項目として書いてありますが、上記の腕立て伏せの内容を行うと筋力が足りない人はギターを弾く前にクタクタになると思うのでこちらはギターを弾く前ではなくても良いかもしれませんね。
指のエクササイズ
続いては左手の指の力を養う扇状の動き。
- 自分の心臓よりも上に左手を上げる。
- 小指から順に倒していく。
- なめらかな動きで倒す。
- 小指〜人差し指が全て倒れたら、小指から戻していく。
疲労の頻度を増やすために心臓より高くしているので、筋力が元々なくてかなり辛い方は少し下げましょう。
「自分をいじめるつもりで」となかなかハードな事をsyuは言ってますね(笑)
1日100回を3セットくらいしておきたいとのことです、思ったより時間がかかるのでお風呂に浸かりながらでもやりましょう。
手首のトレーニング&ストレッチ
最後に手首の部分にアプローチしていきます。
- 右手の平賀見える位置で握りこぶしを作ります
- その握りこぶしえを自分に向かってゆっくり倒します。
この時に軸がぶれないように真っすぐ動かすのがポイントです。
解説されているのはここまでですがさらに余裕があればストレッチもしていきましょう。
反対側の手を使い先ほどと同じ動作をしていきます。
画像では見やすいように腕を伸ばしてますが実際は曲げて自分のところへ持っていき、やりやすい形で大丈夫です。息を吸って吐いてやりながら行うとさらに良いでしょう。
こちら両手やります。ゆっくり伸ばし15秒間くらいが目安です。
まとめ
理想のプレイをするために、スケール練習やメトロノーム練習などの基礎練習の前にストレッチを取り入れてみましょう。
参考書