健康・メンタル

世の中の食事法に悩んでいる人、このように分けてみては?

こんにちは、リュウキです。

現代社会ではテレビや雑誌、ネットで様々な食事法が提示されています。

私自身、患者さんから「この食事のやり方ってどうなんでしょうか?」など質問されることがとても多く、みなさん気になっているんだなと感じます。

例えば、

  • 「今流行りの〇〇の食事法!」
  • 「あの有名人も実践しています!」
  • 「流行りの〇〇食材!コレさえ食べれば健康に♪」

などなど巷にはこのようなキャッチーな言葉が並んでいますね。一方で権威的な医師が否定したり、後々あの方法は間違いだったと言われることも…。

「もう、情報が多すぎて何を選べば良いかわからない・・」そんな風に感じられる方も多いのではないでしょうか。

この悩みに対して私はみなさんに伝えたいことが「絶対的に正しい食事法なんて存在しない」ということ。

何故ならその人それぞれによって、

「今の身体の状態」「考え方」「過去の食事法」「どうなりたいか」

などが違うからです。

大切なのは自分にあった食事法を見つけることなのです。

では自分にあった食事方法は、どうしたら見つけることができるのか?

難しいことは書かずに解説してきます。

自分にあった食事法

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2つに大別するとしたら【狩猟民族型】と【農耕民族型】に分けて見ると分かりやすいでしょう。

「狩猟民族型」(入れる)(栄養補充)

以下に当てはまる人は狩猟型の食事に切り替えると身体の調子が良くなります。

  • 食事の数時間後に眠くなる
  • 貧血である
  • 低体温だ
  • 冷え性に悩んでいる
  • むくみやすい
  • 肌ツヤが悪い
  • 髪にコシやツヤがない
  • 爪が変形して割れやすい

大昔の人間は、野生の動植物の狩猟や採集で生活をしていました。600年前から人類はチンパンジーと別の道を歩み始めたので、人類史を見た場合は長い間、狩猟採集生活をしていたんですね。

現在流行している、肉、魚、卵といった動物性食品を積極的に取り、穀物類はほとんど取らない「糖質制限」の食事法はこちらに入ります。

その他にも「ケトジェニック」「先住民食」「グルテンフリー」「パレオダイエット」などが属します。

食事法ではありませんが、栄養を入れるという観点で「サプリメント」もこちらの分類になります。

動物性食品には、身体に必要な脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルが豊富なため、栄養不足で身体が弱っている人はおすすめです。

タンパク質はギリシャ語で「一番大切なもの」という意味もありますので、とても身体には重要な栄養素。

あなたの不調の原因、たんぱく質不足かもよ?普通に生活をしていて常に不調を感じ、いつも風邪を引きやすく疲労感が取れない人をよく見ます。 サプリをしっかりとっているし、健康に気...

デメリット

秋山牧園様HPから引用

大気汚染、土壌汚染、海洋汚染が進む現代では、動物が育つ中で取り入れてしまった有害物質を、その動物の肉と一緒にとってしまう危険があります。

特に食物連鎖の上位に行くほど、毒が濃くなります。

上の画像の例は魚を出してますが、肉の場合は例えば成長を促すためのホルモン剤や病気を防ぐ抗生物質をめちゃくちゃ投与されて育った牛を人間が食べると病気の元となります。

「質」を問わずに肉や魚を食べ続けていると、栄養は十分に足りているのに、毒のせいで体調を崩してしまう危険があるので、食の質にはこだわる必要があります。

サラリーマンのおじさんで、食生活を全く気にしないのに何故か元気でピンピンしているのは、実はまんべんなく好き嫌い無しに様々な食材から栄養を取れているからなのです。

しかし、その後に有害物質を知らぬ間たくさん摂取しているため、いきなり大きな病気にかかることがあるので注意。

何も考えずに食べている人が元気な理由健康に関して意識は高い、けど何も考えないで食べているあいつの方が元気良さそう。 昔、私もアレが良いこれが良いと調べて食べていました...

「農耕民族型」(出す)(解毒)

以下に当てはまる人は狩猟型の食事に切り替えると身体の調子が良くなります。

  • 肌や毛根が変に脂っぽい
  • ジャンクフードが好き
  • チェーン店が好き
  • 吹き出し物が出やすい
  • 化学物質が苦手
  • ほてる
  • イライラしやすい
  • 派手で流行ものが好き

新石器時代まで全ての人類は狩猟採集社会だったと考えられています。

600万年狩猟採集生活を続けた後、最後の1万年で農耕と牧畜が始まりました。

人類の歴史で見ると、意外にも農耕の歴史はとても短いのですね。

こちらは「マクロビオティック」「ビーガン」「ベジタリアン」「ナチュラルハイジーン」「まごはやさしい」などが当てはまり、究極が「断食」です。

動物性食品は、食べても魚や卵、鶏肉、あるいは全く取らず、野菜と豆、玄米が主食の内容。

野菜も豆も玄米も、ファイトケミカル(ポリフェノールに代表される、身体機能には直接関係しないが、身体には良い影響を与えるとされる物質)や食物繊維は豊富であり、この食べ方に切り替えると身体の排出力が高まります。

そのため、「解毒」に向いた食べたと言えるでしょう。

デメリット

イモ類、穀物類、糖類(ハチミツやてんさい糖などをとるため)のトリプル糖質で糖質過多となり、糖尿病や低血糖症へとつながる危険性があります。

糖を取りすぎたことで何が起きるのかこちらにまとめてあります。

甘党のバンドマンよ、砂糖抜き生活をしてみよう。お仕事で整体師として患者さんに「精製された白砂糖の取り過ぎが良くないですよ」とたくさんの人に伝えてきましたが自分が摂取ゼロかというと、そ...

また、肉類、魚類、卵をほとんどとらないため、注意しないと栄養不足になります。

色とりどりの野菜を見ると「栄養豊富そう!」感じますが、野菜は栄養補給には向いておらず、本来の野菜の役割は「排泄」「代謝」「抗酸化」と覚えておきましょう。

その他にも農薬問題も頭に入れておきたいですね。

日本は世界一の農薬使用量を使用していると言っても過言ではなく、その使用量は韓国中国と常にトップを争っています。

せっかくデトックスをしているのにもったいないので、気をつけていきましょう。

まとめ

今回は大きく2つに分ける食事法をご紹介しました。ご自分の状態に合わせて取り入れていくことをおすすめします。

食事法で何よりも大切なことは「情報に惑わされず、今の自分に合った方法を見つけること」

色々試しているのに健康状態が改善されない方はひとつのものに固執せず、今のご自分の状態を見極めて実践していきましょう。

そして取り組む際に、私がいつも患者さんに提案しているのは「7割頑張ろう」ということ。

食事は毎日のことなので、10割完璧に頑張ってしまうと続かないものです。

続けることに意味があるので、まずは7割ぐらいを目標に取り組んでみましょう!

参考「「強い体」をつくる食べ方

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