健康・メンタル

あなたの不調の原因、たんぱく質不足かもよ?

普通に生活をしていて常に不調を感じ、いつも風邪を引きやすく疲労感が取れない人をよく見ます。

サプリをしっかりとっているし、健康に気を使って野菜も日々の食事に取り入れているのにやけに疲れやすい。

すぐ風邪引くし、なんだか免疫力が落ちておるような・・・

こんな悩みがありましたらもしかしたらたんぱく質不足の改善で解消されるかもしれません。

水の次に多いたんぱく質

厚生労働省はたんぱく質、脂肪、炭水化物の適正摂取バランスとしては10~20%:20~25%:50~70%の割合となるように摂取することを推奨しています(ただし高齢者と乳幼児を除く)。

これを見るとほとんどの人が1日の中でご飯、麺類、パン、お菓子を食べているので栄養素だけで見ると満たせてそうに見えますね。

しかし現状は身体の不調で風邪などの感染症にかかりやすかったり抜け毛になる人、下肢や腹部がむくむなどの栄養不足で陥る人が多いのが現状ではないでしょうか。

ここで身体が何で構成されているかを思い出してみましょう。

身体を構成する成分で多いのはのは「水」というのはご存知かと思います。

しかし次に多いのは「たんぱく質」なのです。

http://manabu-biology.com/archives/48844015.html

たんぱく質は英語でプロテイン(protein)。

語源となるギリシャ語プロティオスは「一番大切なもの」という意味を持っているくらいなので、生きていく上でとても大切なのが分かりますね。

たんぱく質が不足すると

一番大切な栄養を日々の食事でどれくらい摂取しているか思い出してみると、ほとんどが5%の糖質+その他の分類に入るのではないでしょうか(炭水化物=糖質+食物繊維)。

日々の食事でたんぱく質をあまり摂取せずにこの5%につぎ込んでいるとどうなるのか。

ここでたんぱく質の役割を確認してみましょう。

  • 骨、歯、皮膚、毛髪、爪、ホルモンの原料
  • 内臓をつくり修復する。
  • DNA の材料。
  • 血管をつくる。
  • 酵素をつくる。
  • 抗体をつくる。
  • 栄養素や酸素などの輸送。
  • 情報伝達。
  • カラダのエネルギー源

一覧を見ると重要なワードがたくさんありますね。不足すると以下のことが起きる可能性があります。

酵素不足

役割に「酵素をつくる」とありましたね。酵素は免疫細胞を作り出すための主原料。

これが不足すると免疫力が下がり病気になりやすくなってしまいます。

「そもそも酵素ってよく聞くけど結局何か分からない。」

鶴見クリニックさんのHPに分かりやすく書いてあったので参考にさせて頂きます。

参考:http://www.tsurumiclinic.com/enzyme.html

酵素には大きく分けて、人間の体外にある「外部酵素」と、体の中にある「内部酵素」の2種類があります。
体内酵素には、「消化酵素」と、「代謝酵素」の2種類があります。消化酵素は私たちが口から取りれる食物を消化し、体内に必要な栄養素を取り入れるプロセス(吸収)の中で、欠かせない酵素です。

一方、代謝酵素はあらゆる生命活動に関係しています。
これなしでは手を動かす、まばたきする、笑う、泣くといった目で見える動きができないのはもちろん、心臓が鼓動したり、血液が流れたりという基本的な生命活動もままならないというわけです。

つまり代謝酵素なしには、私たちは生きていけないということなのです。

酵素はたんぱく質からしか摂取できない、という事ではありません。

野菜や発酵食品なのからもOK、フルーツにもあります。

また色んな酵素サプリが売ってますが、「このサプリだけとってればいい!」という思考に陥る人が多いので、しっかり食事からとる事を心がけると良いですね。

筋力低下

厚生労働省の「平成 27 年 国民健康・栄養調査結果の概要」によると、運動習慣のある者の割合は、男性 37.8%、女性 27.3%。

ここでの「運動習慣のある者」とは、1回 30 分以上の運動を週2回以上実施し、1年以上継続している者としているようです。

年齢階級別にみると、その割合は男女とも 20 歳代で最も低く、それぞれ 17.1%、8.3%と驚きの結果。

周りの20代を見ると、仕事が忙しすぎて運動をする暇がなく、運動するくらいなら遊ぶか睡眠に当てたいというのが本音でしょうか。

70代がこれだけ高いのは、身体が動かなくなってく実感を一番感じて且つ運動の時間を確保出来るのが理由なのかなと思います。

これだけ運動しない現代人なのにたんぱく質不足なので筋肉量はどんどん減少。

姿勢を維持する筋肉がないので猫背になり骨盤は歪み、体内で熱を作れなくなるので冷え性や寒がりな身体に。

実は内蔵も筋肉で出来ているのですよ。

太りやすく痩せにくい体質の人は、たんぱく質不足で基礎代謝低下が原因の一つなので、食べない事もダイエットで重要ですが何を食べるかにフォーカスしてみると成功率があがるかもしれません。

歯がもろくなる

参考:http://www.okamuragroup.com/jp/column/3509/

 

歯というのは、硬いエナメル質と歯の主体をなす象牙質で出来ています。

象牙質の70%がリン酸カルシウムでコラーゲンとたんぱく質が20%、残りの20%は水分。カルシウムも大事、ですがしっかりと丈夫な歯を作るにはたんぱく質が必要不可欠なのです。

そして歯の表面にあるエナメル質は人体の組織の中でもっとも硬い層。

ブドウ糖(単糖類でご飯や砂糖など)から作られる酸はエナメル質を溶かすほど強力な酸ではないですが、果糖から作られる酸はこのエナメル質を溶かすほど強力であり、虫歯の原因の一つでもあります。

そう考えると「果糖を摂取しなければ虫歯になりにくい」ということになりますが、現代人は砂糖や異性化糖を大量に摂取しているので虫歯になってる人が多いのです。

「異性化糖」とは、とうもろこしなどデンプンを酵素処理することによって作られる果糖ぶどう糖液糖などのことで、甘みが強く、駄菓子や飲料水などで使われています。

甘いものが大好きで糖質中毒から抜けられない人は、まずどのような形で依存しているのか知ることが脱却の一歩になりますのでこちらを参考にしてみてくださいな。

糖質中毒が陥る負のサイクル毎日甘い食べ物を食べないと生きていけない、本気でそう思っている人は世の中にたくさんいます。 食べないと元気でないし、ちょっと我...

まとめ

結局のところ、たんぱく質不足は色んな病気に繋がります。

自分の身体は口に入れたもので出来ている様なものなので、毎日することである「食事」から見直してはいかがでしょうか?

是非明日からチャレンジしてみてくださいな。

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