「健康」。
これはある意味人生の永遠のテーマと言っていいほど深く面白い。
健康とはなんでしょうか。
有名なWHO(世界保健機関)の定義ではこのように説明されてます。
身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態であり、たんに病気あるいは虚弱でないことではない。
なるほど、社会人的にも立派に生活してないと健康とは言えないようです。
みなさんは健康について情報を得るために、どのような基準や媒体を参考にしていますか?
アレが効くらしい、これを使うと悪くなるらしい、あの商品と比べると劣ってるなど、溢れかえったテレビや本などの健康情報を参考にし、何が正しくて何が悪いのかこんがらがっている人が多いかと思います。
私も何が正しいの分からなくて、とりあえず有名な先生がとか、権威ある会社が出してる商品や本やブログで学んでました。
整体師として健康について勉強してますが、本業としているのに何が正解か全く分からないし理解さえできない健康法がたくさんありました。
どうしたら正しい健康法の情報を見分けるのか。
最初から答えを言いますと、
「健康に絶対的に正しいはありえない」
というのが私の答えです。
みんな知ってるポケモンで例えてみる。
最初に主人公のサトシがマサラタウンから旅立つ時に3匹のポケモンを選びますよね。
炎タイプのヒトカゲ、草タイプのフシギダネ、水タイプのゼニガメ。
この子達をパートナーにして旅に出る訳ですが、今後強敵と闘っていくためにどの属性が有利になるか迷うわけです。
とある人が「ヒトカゲは攻撃力高いからどこいってもパワーでどうにかなるし、進化したら強い。火のタイプのこれか1番だ!」
もう1人は「いやいや、ゼニガメの方がイイに決まってる!中盤戦でも安定して使いやすいし、防御力も高いよ。水タイプが1番!」
最後の人は「お前ら全然分かってないな!フシギダネは序盤でたくさんワザを覚えられるし、なんと言っても1番可愛い。草タイプが1番よ!」
真実は置いておいて、この様な争いは現実世界の違う形でもよくあります。
んじゃどれが1番正しいか、真実なのかを考えてみると、どうでしょうか?
冷静に考えてみると。
「時と場合による」
それが答えではないでしょうか?
どのポケモンも強みと弱みがあり、特技があり、本領が発揮される場所や成長過程も違います。
あと可愛いかっこいいの好みもありますね(私はフシギダネが好きです)。
健康も同じ。
糖質制限食が良い悪いと以前に騒がれた時期がありました。
しかしその人の身体の体調、腸内環境、生活習慣、性別、国籍、住まい、現在の病気、予防的観点と即効性などで、良い結果が出たり悪い結果が出たりします。
それなのに世の中では絶対的にこれが正しくて、これが悪いと決めてしまうのは疑問です。
話が長くなるので割愛しますが、これは人の「私は正しくいたい」心理が働いたことによって、成り立っていると考えます。
健康でも何でもそうですが、いくら権威ある書籍や先生であろうが絶対的な正解はないので、それを踏まえた上で参考にして実践する事が、健康の近道であると私は思います。
病気の原因は単一論ではない
自分の身体が悪くなった時、先生に聞いたりネットで検索したりして、やっと原因を探しホッとして安堵する。
そんな時に思いだして欲しいのが、「今の病気(症状)の原因はひとつじゃない」という言葉。
例えば自分が頭痛に悩んでいたとしましょう。
仕事中もずっと痛いし寝ても少しだけしか回復しない、頭痛薬飲んでも治る気配が一向にない。
とりあえずネットで調べてみると、姿勢不良により首がこりすぎて筋肉に負荷がかかり、緊張性型頭痛というのになったらしい。
ここで「頭痛になったのは姿勢が原因だ!」と決めつける前に1度立ち止まってみる見る。
果たしてそれが本当の原因なのかを1度絶対に疑問を持ち、視点変えたり反対学を学んだりすると、今まで見えなかったものや見落としていたものが見えてきます。
「食事も頭痛に関与してる時もあるんだな、あと最近気圧の変化も強いしこれも含まれてるかもしれない。おや?頭痛薬の飲みすぎが原因なのか?」
この様な思考になっていくと、もしひとつチャレンジしてみて上手くいかず治らなかった凹んで諦めるなんて事もなくなります。
せっかく一生懸命調べたのに結果が出なかったというのは、私も何回もありますがとても落ち込みますし、悲しくもなります。
病院に駆け込むほどいきなり現れる急性の病気や症状は希です、悩みのほとんどは慢性的な痛みや疲れですよね。
その何年もの痛みや疲れは日頃の積み重ねで身体に現れたのであれば、いくつも現在が重なっていて、数週間、数ヶ月アプローチしないと良くならない場合が多いです。
長期的な目で見ましょう、あと3年くらいしか今の身体を使わない人は、この文章を読んでる人はいませんよね。
そしたら億劫かも知れませんが、とりあえず調べた事をチャレンジして効果を自分で評価してみてはいかがでしょうか?
そしてこの「チャレンジ」がとても重要になっていきます。
知って満足して行動しない人
健康になれそうな情報を得ても、やってみないとタダの情報。
私は頭が硬いし知識を入れること自体が大好きだったので、その情報を徹底的に調べて満足して行動に移しませんでした。
何のためにその情報を探して学んだのか。
それは健康になるためであって、知った気になって満足するためではありません。
その事に気付くのにとても時間がかかりました。
結果が全然出ないわけですよね。行動に映さない理由を正当化するため、言い訳をたくさんラベリングして満足していたのです。
仕事の生産性が高くクリエイティブな活動が出来るように、老後にベット生活になって他人に迷惑をかけないように、最近太ってきたのでダイエットのために。
色々な理由で健康ジャンルの知識を得から、そのあとが問題です。
若いうちにやっておきましょ、だって1番代謝も自然治癒力が高いのは1番若い今。
それなのにやらないのは勿体無い。
ビジネスも健康も的のど真ん中に矢を放つたに数十分定めてから放つより、とりあえず一発放ち、それから修正した方が成功するらしいです。
けど正直その一発放つのが、私もとてつもなく怖い。
学生時代に「失敗してはいけない」と洗脳のように思考を植え付けられてきたので、1歩踏み込んで飛べば楽々渡れる橋を禍々しく恐怖が蔓延る橋に見える色眼鏡をかけていた(かけさせられていた)事によって、渡れませでした。
ほとんどの人が健康になれないのは、方法が悪いからよりチャレンジしてないからの様な気がします。
ではその一歩をどうやったら踏み出せるのか。
私の場合は、その1歩を踏み出している人達がいる場所へ飛び込むのが手っ取り早かったです。
日本人の性質を逆手に取ってみましょう。
一歩踏み出すのが当たり前の環境にいると「これが普通なんだ、自分も合わせないと!」と言うようになるので、これをいかにマイナスの方向でなくプラス方向に持っていくか。
「みんな1歩踏み出してないや、んじゃ自分もやらんわ〜」
そんな場所に滞在してると、上記の思考が根に深く絡みつき、本当に大切な時に前に出れなくなってしまいます。
不思議なことに意思と筋肉は似ていて、使わないと弱ってしまい、重要な決断をする時に過去の怠りが決定するときの意思に影響しくるのです。
スポーツ選手は身体が悲鳴を上げて、これ以上無理と考えても「もう一押し!」を毎日のように繰り返して生活していますので、意志力やここ一番という時に大きな切断をして前に進めるのかなと思います。
イギリスの生物学者のトマス・ヘンリー・ハクスリーはこのような名言を残しています
人生の大きな目的は知識ではなくと行動である。
是非今日から知識だけで満足せず、行動をしてみましょう。
まとめ
- 健康に絶対はない
- 食事法は時と場合により結果が変わる
- 原因は複数ある時が多い
- 知って満足せずチャレンジ!