健康・メンタル

音楽を聴きながら運動するとパフォーマンスは上がるのか?

フィギュアスケートの羽生選手は競技前にいつも音楽を聴いている。

意外にも羽生選手は色んなジャンルの曲を聴いていて、デジモンの曲も聞いていると聞いた時は少し親近感が湧いて嬉しかったものです。

さて、「音楽を聴きながら運動をする」という人はどれくらいいるでしょうか。

私は筋トレをめんどくさいと思う人なので、整体師として筋トレの大切さを知っていても継続出来ずに辞めてしまうことが多かったです。

やり始めもしんどいのですが、やってる途中もやはりしんどい。

長距離走は学生時代から嫌いではなかったので楽なのですが、筋トレは本当にキツい。 筋肥大させるために筋繊維を破壊しないといけないのに、なかなか続けるのが難しいのが現実。

しかし、自分が大好きなアーティストの音楽を聴きながら筋トレしている時は、最低でも曲が終わるまで頑張れたりしました。 ポジティブのまま筋トレが出来てたのです。

実は音楽が運動パフォーマンスに与える影響については、「音量」「テンポ」「歌詞」など、さまざまな角度から研究が進んでいるのはご存知でしょうか。

音量

Edworthyら(2006)は、かかっている音楽の音量が60デシベル(dB)の場合と80デシベルの場合とで、ランニングマシンを走る速度を測定しました。

すると80db、つまりより大きな音量で音楽を聴いた時の方が、走る速度が早い事が判明したのです。

さらにこの研究では音楽のテンポが早い場合(200pbm)と遅い場合(70pbm)を比べた場合、アップテンポな曲を流した時の方が早く走れるという事も明らかになったのです。

2つの実験結果の変数を合わせると「速いテンポ」かつ「大きな音量」で聴くことが最も速い速度に繋がるのだ。

オススメ曲がメタルバンド、DragonForceの「Through the fire and the flames 」。

ちょうどbpmが200、ジャンルではスピードメタルとも呼ばれているのでもってこいの曲である。 徐々に盛り上がるイントロから始まりイケメンのハーマンが超絶ギターを弾きまくる。

これを聴けば絶対に早く走ること間違いなし。

テンポ

さらにJarrayaら(2012)はウォーミングアップアップ中に120〜140bpmの音楽を聴くと、その後の無酸素パワーの向上に繋がることを報告している。

無酸素パワーというのは重いものを持ち上げたり、投げたり、といった大きな力を一瞬で発揮する力、いわゆる「瞬発力」。

つまりランニングマシンやウォーキングのような有酸素運動ではなく、筋トレのような無酸素運動をする場合にも音楽を聴くことがポジティブに働くのだ。

ここでも一曲オススメがある。

劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』主題歌、765PRO ALLSTARSが歌う「M@STERPIECE」。

歌詞の一部を抜擢して紹介

夢を初めて願って

どれくらいたっただろう

ずっと一日ずつ繋げよう

夢は自分を叶える為に

生まれてきた証だから

きっとこの心でM@STERPIECE

一日一日ずつの積み重ねが重要が大切であり、ランニングや筋トレを毎日やる重要性を聞き続けることで潜在意識に刻み込んでくれます。

そして、以前にキラキラして思い描いた夢が努力してもなかなか叶わなくて、勝手に自分の中で言い訳を付け、諦めかけそうなとき、「夢は自分を叶える為に生まれた証だから」と言ってくれるんですよ。

「ああ、この夢を自分は願ってよかったんだ・・・」と自己肯定力は上がります。

ここまで言っておいて、私はこの曲を運動前には聴きません。

何故なら劇場版見た人なら分かりますが、聴いただけで泣いてしまい走れなるので(見てない人は是非)。

また、運動前に遅いテンポの音楽を聴くことは血中のノルエピネフリン(ノルアドレナリン)の濃度を下げ、早いテンポの音楽を聴くとはエピネフリン(アドレナリン)の濃度を上げることがyamamotoら(2003)の研究で分かっています。

両物質とも「やる気」や「闘争心」と関係の深い交感神経に働くと言われているので、リズムの早い音楽を聴けば、土器を上げることが期待できるでしょう

歌詞

先に「テンポ」の部分で歌詞に触れてしまいましたが、もちろん歌詞にも着目した研究があるのです。

  1. モチベーショナルな歌詞がある曲を聴く
  2. 歌詞がないビートだけの音楽を聴く
  3. 何も聴かない

Eliakimら(2007)は、この3つパターンを運動後に聴いて比較したところ、モチベーショナルな音楽を聴いたときが運動後の乳酸の低下率が最も大きいことを明らかにしました。

乳酸の働きについては様々な学説がありますが、運動後にモチベーショナルな歌詞を含む音楽を聴くことは、より早い回復につながる可能性がある。

ここでかなり個人的になりますが、「僕らのあしあと」をオススメします。

私が本当に辛い時期に聴いて、夜の仕事から帰宅途中に一人泣いてしまったほど心動かされた楽曲。

自分の感情に響く楽曲はたくさんありますが、思い出補正でこれが一番響きますね。

幾つもの痛みを 幾つもの挫折を

繰り返して進んでゆく

不器用なまま一歩ずつ

傷つけられることに慣れた僕らは知ってる

本当は愛されたくて仕方がないことを

認める勇気が持てないのなら

もう迷わず手を伸ばそう

優しさとか想いだけじゃ生きてゆけはしない

だからこそ自分らしくありたいと願うのです

希望を数えて 明日を数えて

そうやって僕ら歩いてく

まだ見ぬ明日へ歩いてく

おそらく皆さんにも心が震えた楽曲があるのではないでしょうか。

それはj-popでも洋楽でも何でも良いと思います。

是非その曲を運動後に聴いてみてください。

まとめ

筋トレがなかなか続かずやったとしても筋力がなくてスグにへばってしまうので、筋トレするときは最近グレイテスト・ショーマンの「The Greatest Show」をbloothoothイヤホンで爆音で聴いています。

気分は完全にヒュー・ジャックマン、死にそうになる限界まで追い込むことができるだ。

ランニングや筋トレが続かないor苦手な人、音楽のチカラを借りてみてがいかがでしょうか。

参考書

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