こんにちは、リュウキです。
- なんか今日楽器がうまく弾けない
- 脱力して弾けない
- 長い時間弾いてないのにすぐ疲れる
楽器を弾いている人は経験ありますよね。
わたしも趣味でギターを弾いているとき、指がうまく動かなかったり腕の緊張が抜けなかった時がありました。
そうなると練習がはかどらず、「弾くことの楽しさ」がなくなってしまうことも。
この時の原因を指や腕の調子が悪いと判断されがちですが、実は原因が鎖骨と肩甲骨にある可能性があります。
鎖骨と肩甲骨がしっかり動くことによって、腕と指が理想通りに動くようになるのです。
まずは鎖骨です。
腕は「肩からぶら下がっている」のではなく、動きの構造的に見ると体の中心の近くにある鎖骨から始まっているのがわかります。
実際に鎖骨を触りながら、もう片方の手の先を上に伸ばし横に下ろしていくと鎖骨が動いていますよね。
おもしろいことに四足歩行の犬や猫には鎖骨は存在せず、人間には存在します。
鎖骨があることで腕が安定し、広い範囲で肩関節を動かすことができるのです。安定しているからこそ細かい作業も可能です。
鎖骨の次に大事なのが肩甲骨。
胸側には鎖骨が繋がり、背中側には肩甲骨と繋がっています。
肩甲骨には、鎖骨とつながる小さな関節と、上腕骨とつながるボール状の大きな関節があります。
肋骨とは、関節では繋がっていません。
肩甲骨は上腕骨と横方向に球関節を介して繋がっているので、腕を広範囲に動かすことができます。
最近「肩甲骨はがし」という言葉がリラクゼーションや整体で流行ってますが、
このように腕は鎖骨と肩甲骨か密接に関係しているので、この2つがしっかり機能して動いてくれないと腕が自由に動かなくなってしまうのです。
この複雑な腕の構造が頭や胴体と協調して、楽器を支えたり、指を動かしていたのですね。
では鎖骨と肩甲骨の動きが悪い人はどうすれば楽器が弾きやすくなるか。
それにはまず鎖骨と肩甲骨を腕の一部ととらえるところからスタートしてみましょう。
今までは「腕=肩から指先まで」と思い込んでいた人は、このように意識するだけでもどこか固めたり、どこか一部で頑張りすぎたりせずに、腕が使いやすくなるのです。
その意識ができたら、実際に動きにくくなった鎖骨と肩甲骨にアプローチしていきます。
やり方はTwitterで動画として上げたこの2つのセルフケアです。
・鎖骨に動きをつける
忙しい人の為の時短ケア
『首痛の人はここ!』
1.胸鎖関節の付け根の下あたりをグリグリ
2.烏口突起あたりをグリグリ人によって場所が多少違います。ゴリゴリしてる所を指先でグリグリするだけで首の痛みや頭痛なんかにも効果大。
思ったよりもしっかり押してあげるのがポイントです。 pic.twitter.com/1uWkGWx2Z3
— 赤井隆紀@整体師 (@SoundHealthy) 2019年6月2日
肩甲骨に動きをつける
肩こりにめっちゃ効くのがこれ。腕を回すのでは無く肩甲骨を回す。
肩甲骨をしっかり動かせれば複数の肩こりの原因となる筋肉にアプローチすることができる。
右手の指先に右肩先を付けて、肘が胸→耳→背中の順番で身体の内側から外側に向けて大きく円を描いて動かすのがポイント。 pic.twitter.com/o0TAqzhDED— 赤井隆紀@整体師 (@SoundHealthy) 2019年6月1日
「なんか今日楽器がうまく弾けない!」と思ったときや、楽器を弾く前にこのセルフケアをしてもOKです。
弾く前にやるとほぐれた筋肉で楽器を弾くことができるので、音楽家にとっては避けたい腱鞘炎などにもなりにくくなります。
やればかなり効果出ます、ぜひやってみてくださいね。