人間関係

メンタリストDaiGoの「顧客とスタッフの心をつかむ方法」。

以前、ホットペッパービューティーアカデミーが開催しているBEAT LIVEへ先月行ってきました。

その時の事をブログにしようと思ってたのですが、すっかり忘れていました。

BEAT LIVEとは?

初めてこのセミナーへ行きましたが、そもそもBEAT LIVEとはどんなセミナーなのかご説明。

BEAT LIVE ~BEAUTY × TOP-RUNNERS~は、美容業界や異業種のトップランナーをゲストとした、トークイベントシリーズ。サロンマネジメントに関わる皆様に、“刺激を受けてちょっと鼓動が早くなる”、そんなイベントを提供していきます。

今回はBEAT LIVE 第3回目ということで、あのメンタリストのDaiGoさんがサロンにおけるお客様とのコミュニケーション術、スタッフや後輩のモチベーションを高める方法などを教えてくれると聞いてすぐ予約。

驚く事にこれ無料なんです、ホットペッパーさんスゴいな…

どのような事をお話していたのか、さまざまな職業でも役立つ知識だったので、一部共有したいと思います。

心をつかむ話術

もっとも効果的な雑談

お友達やお客様の心をつかむには、信頼されるというのは好感度を高める事が重要。

高めるために、「コミュニティゲーム」というのが、もっとも最速で好感度を高められるコミュニティテクニックで一番良いそうです。 

結論から言うと、共通点の数が多いほど人間は相手を信頼しあう

雑談は「短時間の間にどれだけ相手の共通点を見つけられるか」と言うのが雑談の唯一最強最大の目的とDaiGoは言いました。

普通は天気の話やニュースの話などすると思いますが、そういう話は何となく会話が出来ているようなきがするので「会話が盛り上がったな!」と思うのですが、信頼関係には結びつかず、すぐに忘れられてしまう。

ここで大事なのが共通点を見つける事、3分か5分くらいで3つ以上(慣れれば3分で出来るそうです)見つける。

共通点はこじつけで大丈夫だそうです。

DaiGoがバンドマンとご一緒したときの会話で使った例

バンドマン「実は私バンドでドラムやってるんです」

ドラム触った事もないし、バンドマンの知り合いがいないDaiGoは

DaiGo「同じですね、実はうちの弟がドラムやってるんですよ」

こんなレベルで大丈夫だそうです。

自分の兄弟や親戚や友達、過去にそういう事をやってみたいなどの体験なんでもOK、時系列や周りの関係を広げながら相手との共通点を探して行く。

相手と同じ単語を使って、こじつけでも自分はあなたと同じような観点や感性を持っていると言う事を相手に伝える事が重要とのこと。

ここでDaiGoの指示で隣座席の人とペアになり、5分間でこのテクニックを試してみる事になりました。

実際にやってみて、意外にこれが難しい。

短時間のスピードで見つかられる事がポイント。

自然に雑談するグループと無理矢理共通点を探し合ったグループを比べると、後者の方が組んだ相手に対する好感度が優位に高かったというデータがある。

なので下手に雑談をするよりも、共通点を引っぱりだしていった方がお互いの好感度は高くなる。

 

顧客の印象に自分を刻み込む3つの言葉

「自分を表す3つの言葉を自己開示すると相手の記憶に強く残り、リピートや指名される確率が高くなる。」

こちらの内容、整体師の僕はガッツきました。

相手に人間性、キャラクターを刻み込む。そうすると、思い出す確率が増える。

これがポイントで、人間はよく思い出すモノを良いモノだと考える性質があるので、自分が良く知っているものや所有しているものを良いものと思ってしまう。

具体的にどうすればいいか。

だいたいの人があった人の事をあまり覚えてなかったり、覚えていたとしても名前や会社名は覚えているけどどんな人ですかと聞かれると「うーん」となる人が多い。

これってスゴくもったいないですよね。

人から誤解される人がよくいます、その人の特徴は「自分の話をしない」という共通の特徴がある。

人間は良くわからないものを良くわからないままにするのが嫌な生き物、でっち上げてもいいから自分の中で勝手にイメージを作る。

自己表現をしないと、相手は自分の見た目の印象とかしゃべっている一部の部分で性格を勝手に決める。

これが誤解の原因となります。

そこで、相手の心に刻み込む言葉は自分を表す3つの言葉が大切。DaiGoは「スリーポイントプロフィール」と読んでます。

この3つは何でも良いが、出来るだけ相手の心に残るモノが良い。

DaiGoの場合は本と猫と心理学でした。

これは一生懸命考えて出した3つではなく、全然面白くなくても良いので直感で出て来るものが良いとのこと。

そしてこの3つの言葉を具体的にする。

DaiGoの3つのプロフィール、「本と猫と心理学」の例を上げて説明すると。

僕は本を読む事が人生の目的としていて、1日10冊から20冊読む。どれくらい本にお金を使うかと言うと、Amazonで本を毎月注文する額は100万円を超えます。ただし、僕それ以外は全然お金をつかわない。服は貰い物など提供されたものが多いし、時計なんてよく男性で良い時計付ける人が多いですけど、僕の時計190ドルですからね。他のモノは全然使わない

2つ目は猫です。猫が好きすぎて猫の為に一部屋作るくらし好きです。僕は本と猫が好きなので、この二つが共存する部屋が欲しくて、猫が遊べる本棚を作りたくてビフォーアフターに出ていた建築の匠に作ってもらいました。それくらい溺愛です。

次に心理学、元々僕の専門は人工知能であって、人間と同じように考えたり感情を持ったりする機会を作りたくて大学へ行ってた。その中で心理学に興味をもってしまい、今心理学を仕事にしてます。

このような形で具体化する事に行って記憶に残り、もし相手が本や猫に興味をもっていれば食いついてきます。

こちらも実際に自分の3つのプロフィールを決め、となりの人と互いに話し合い。

僕はブログのプロフィールでも書いてますが「健康」「音楽」「オタク」と前々から3つの言葉が決まっていたので楽に話せました。

話し合うとき、一字一句決めてしまうと棒読みになってしまうと相手から「事務作業的に言ってるな」と思われてしまいます。それを防ぐために、単語だけ何となく決めておいて、「なんとなくこう言うな」と言う事を決め、あとは相手の顔を見ながらアドリブで話す事が大事。

相手の表情を見ながら会話する方法

メンタリストは30以上の表情筋見て分析するらしいのですが、それは特殊な訓練をしないと出来ないらしい。しかし、その中でも比較的簡単に読み取れる部分があります。

それは口です。

唇の周りに口輪筋があります。この口輪筋は聞いてる話、肯定的な話をしているときに上唇と下唇が開いて歯がちらっと見えたりしていれば、相手はリラックスしていると読み取れます

「なるほどー」「へぇー」と言う感じで口輪筋が緩んでいるのであれば、自分が話している内容は相手にとってプラスであり興味をもっていると言うことになるのでどんどん話して大丈夫。

その話に興味を持っていると分かれば、そのプロフィールを厚みに喋ればさらに強く印象を与える事が出来ますね。

逆に口がキュッと一文字に結ばれたりへの字になった場合、筋肉が緊張していているときは、脳の反応で相手は「興味が無い」「つまらない」「自分がしゃべりたい」という状態。テレビなので見る記者会見で「調査中です・・・」と口をキュッと閉じてる、あれは言いたい事があるけど我慢していると言う事ですね。

また、次の話に移る時に相手の口がキュッと閉じた時はあまりその話に興味が無い事になります。

猫の話をしている時に、キュッと口を閉じていたら犬派か動物が嫌いな場合があるのでサラッとその話を流しましょう。

ここまで徹底してやれば、だいぶ相手にいい印象を与える事が出来る。

このテクニックは自己紹介だけではなく、製品やサービスの紹介でも使えます。

A.B.Cの三つのコース・サービスがあったとして、一つ一つ説明していくときに口がリラックスしているコース・サービスを少し厚めに説明したり、逆にAからBへ説明を移す時に口をキュッと閉じたら興味が無いとなるので説明を短くしたり省いたりする事が出来ます。

結果、相手にとって心に刺さる説明になるので「このスタッフさんは私の事を分かってくれてるんだ!」というような印象を与える事が出来る。

口元を観察してればババ抜きでも有利になりますね(笑)

相手の知りたいとを聞き出すテクニック

共通点を探す事が出来て自分を効果的に表す事をやると、自己開示をしたので信頼関係が出来て相手は自分の話をし始めます。

しゃべるのが苦手な相手でも、

「自分も自分の事を話さなくちゃ!」という自己開示の返報性が働く。

これが出来ないと、相手からプライベートな話は出来ない。

人は自分が何者なのか語らない人に自分の話をしたくないので、相手からプライベートな事を聞き出そうとするなら、まず先に自分のプライベートな事を話す事がこのテクニックで重要。

美容師の場合、相手の髪質について聞きたいのであればまず自分の髪質について話す。

整体師で相手の生活習慣を聞きたいのであれば自分の生活習慣を話すと、相手から情報を引っ張りやすくなります。

女性の場合、恋愛話でこのテクニックをよく使うらしいですね。また逆も使います。

カフェで「最近恋愛どうなの?」と相手に聞いてるとき、自分の恋愛の話を聞いて欲しいけどベラベラ話すのが気まずいので、先に相手にしゃべらせといて聞かざる終えない状況を作り出す。

「そうだよね!」「ひどいよね!」と言いながら本当はどうでもよくて、「とっとと終わんねーかなこいつ」と思ってる可能性があるんですね。

 

まとめ

これくらいで全内容の1/3です、だいぶ濃い内容でしたがさすがDaiGo、飽きさせずに分かりやすく話してくれました。

これらを知ってるだけだと、実践するときにパッと使えませんので、今日から一つでも良いので使ってみてみると、経験として身にしみるので是非ともチャレンジを。

数日後、私はDaiGoさんの書籍を買いました。

まんまと虜になった訳ですね(笑)