どんな人でも仲良くなれるけど、なんだかミュージシャンとは話してて盛り上がらないしピンと来ない。
確かに自分は音楽やってないけどここまで合わないのは何でだろう、と思った人は少なからず何人かはいるでしょう。
音楽活動を頻繁にしている人や、色んなジャンルの曲を聴いている人に対してどんな言葉遣いをすると、よりよいコミュニケーションがしっかりとれて信頼関係を築き上げられるのか。
それはもしかしたら【表象システム(V,A,K)】を理解して、使い方を変えていくと上手くいくかもしれません。
相手の癖を理解する
人は五感によって世界を認識しています。その五感とは、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚のことをいいます。
外部のものを理解するときや、内部のものを思考するときにもこれらの5つの五感を使っています。
これらのことを表象(代表)システムと呼んでいます。
- 視覚(Visual)
- 聴覚(Auditory)
- 触覚(Kinesthetic)
- 嗅覚(Olfactory)
- 味覚(Gustatory)
一般的に、嗅覚と味覚は触覚(Kinesthetic)に含まれます。
人それぞれ使い慣れたシステムがあり、これは癖のようなもので、視覚優位な人、聴覚優位な人、身体感覚優位(触覚。嗅覚・味覚含む)な人に分かれています。
自分自身と相手がどのようなシステムを使い慣れているかを知る事によってコミュニケーションに工夫がうまれ、信頼をより効果的に作ることができるようになるのです。
例えば、あなたがLIVEに行ったとしましょう。
その魅力を伝えるときに、どのような言い方をしたらピンとくるでしょうか?
「まばゆい光の証明がかっこよくてジロジロ色んなところ見ちゃった!一つのショーのようで、その光景が今でも目に焼き付いてるよ!」
というのは視覚的表現。
「鳴り響くギターとベースが共鳴しているようだった!叫ぶ歌声も最高で今でも口ずさんじゃうかな!」
というのは聴覚的表現。
「熱い曲ばかりで鳥肌がたったよ!鋭いボーカルだけど温かさがあって心掴まれてしまった、思い出すとあの雰囲気を今でも感じられるよ!」
これが身体感覚的表現です。
もし相手がミュージシャンでしたらこのような機能語(動詞、形容詞、副詞)を使うと相手と円滑にコミュニケーションを取りやすくなります。
- 聞こえる
- 言う
- 話す
- 叫ぶ
- 歌う
- がやがやする
- 鼻を鳴らす
- 口調(トーン)
- 轟き
- チャイム
- 静か
- どんどん
- 音楽
- (音が)大きい
- カタカタいう
- 甲高い
- ガーンと鳴る
- うなる
- シューと音をたてる
- 鳴り響く
- 共鳴する
- 伝える
- ゴロゴロ喉を鳴らす
- 口ずさむ
- 雑音がする
このような言葉を使っていると相手の脳にインプットされやすくなるので記憶にも残ります。
正直話題が元々興味がある分野で同じ共通点だあればそれだけで好感度も上がり、こんな言葉使いをしなくてもいいのですが、それでもトークの間にちょこちょこ入れた方が効果は高いです。
これに関してはどんどん実践してみないと掴みにくいと思います。ただこの文書を眺めても少し理解しずらいかもしれませんね。
別にミュージシャンでなくても視覚優位な人がいます。音楽好きなら分かりやすいのですが、情報が少ないとどのタイプが優位なのか分かりませんよね。
最後に視覚優位の人の特徴を上げます、全員そうではないので決めつけないように。
- 話す速さは普通。言葉を大切にし、論理的である
- 言葉で伝えられたことを、そのまま容易に繰り返せる
- 聞いて学習する事が得意
- 音楽を聴いたり電話で話したりすることが好き
- 音に敏感。雑音があると集中できない
- うんちくが好き。権威に弱い
- 目を左右によく動かす
- 胸で平らに呼吸する
まとめ
ミュージシャンが100%聴覚優位というわけではなく、例えばわたくしはギターも弾きますが整体師をやっていて活字本も大好きなので、ずば抜けてどれも高いわけでないですがどれも平均的です。
この人は視覚優位なのか、聴覚優位なのか、身体感覚優位なのか分からない場合はどうすえばいいのか。
答えは全部まんべんなく詰め込めばOK。
途中に緑の文章があったと思いますが、こちらが視覚・聴覚・身体感覚の言葉全てが入ってます。
ちょっとしたコミュニケーション術なので、明日から知り合いに音楽が趣味の人がいたら使ってみて下さい。