「適切に感情を表現する」子供のころに身に付けておくと生きるのが楽になるスキル

前回の記事では「助けを求める」子供のころに身に付けておくと生きるのが楽になるスキルを書きました。

他にも重要なスキルはたくさんあるので、今回も「適切に感情を表現する」スキルについて話します。

「適切に感情を表現する」

人間には喜怒哀楽がありますがどれも必要不可欠であり、なくてはならない感情です。

毎日ハッピーな生活を送りたい、と思えばこの4つの感情のうち「喜」「楽」を選択するでしょう。でも果たしてそれは本当にハッピーな生活と言えるのでしょうか。

「怒」「哀」はできれば持ちたくない感情だと思いますが、果たして悪い感情なのでしょうか。

おそらくこの喜怒哀楽を大きく2つに分けて、「喜」「楽」良い感情、「怒」「哀」を悪い感情ととらえている人が多いかと思います。

子供が喜んだり楽しんだりしているのを見ると、親はもちろん嬉しいですよね。

しかし子供が怒りや哀しみの感情を抱いた時に親がどのような対応をするか、または環境を作るかによって、子供の感情の表現方法に大きく関わってきます。

私は20代になるまで本気で人に怒りを感じたことがありませんでした。

普通の人なら怒るような事態を「自分がポンコツだからこうなった、自分が悪いんだ」と頭の中で処理をしていました。超ネガティヴ思考です(笑)

自己肯定力がなかったので「今、目の前に起こっていることは全て自分のせい」と見ていたんですね。

怒りたいけど怒れない以前にその感情を抑圧してしまった結果、大人になってからものすごく落ち込んだり病んだりすることが多くなっていました。

今では怒りの感情がしっかり出て表に出さずに頭の中で処理できるまでになりましたが、仕事で患者さんを見ていると明らかに怒りを抑圧しているなと感じる方がいるので心配です。

そして、哀しみもとっても必要。

よく言われる言葉ではありますが「泣きたい時は泣けば良い」のです。

泣くことによってエネルギーが発散され、頭の中を整理することができます。

感情的にもですが、実は涙というもの自体にも役割があり、目にゴミが入った時、もし涙が出なかったら角膜が傷ついて目の視力がどんどん落ちてきてしまいます。

涙を流すということそのものにも意味があるんです。

泣くこと事態は悪くないのです。

子供に対して「泣かないの!」と怒らないようにしてみましょう。

ただ外出先や電車などで思いっきり泣かれてしまい周りを気遣うあまりにイライラして「うるさい!泣かないの!」と言いたくなる気持ちもわかります。

こうやって怒ってしまうとだいたいが逆効果になって更に泣いてしまうことがほとんど。

子供は周りに関係なく大音量で泣きますし、周りの人からは「あの親は教育がなっていない。」なんて見られているかもしれないから一刻も早くこの状況を納めたい…。

手っ取り早くこの状況から脱するには「不安から目を反らすこと」がおすすめです。

ある程度言葉がわかる子にはワクワクさせることをイメージさせてみましょう。

例えば、これから家族でサンリオピューロランドに行ったとして途中で泣いてしまったとしたら

「今日はこれから〇〇ちゃんの好きなキティちゃんに会えるね、楽しみよねぇ。」

「お気に入りだったあのアトラクションまた乗れるよ。」

など楽しくなるようなことを連想させます。

そうやって話しているとワクワクが増えていき気を取られて落ち着いてくる、なんてこともあるでしょう。

またスマホで音量無し動画を見せるのも手です。

最近の子供はスマホを使いこなすのが上手です、親よりも使いこなしている。

整体に来るママさんは子供が集中してじっとしているように、YouTubeの動画を見せることがあります。泣いてた子がびっくりするくらい一気に泣き止み、場面のアンパンマンに夢中になるのを度々見ました。

こういった動画で活用するのも一つの手ですよね。

スマホを子供に使わせるかは賛否があるかと思いますが、依存させずに上手に使うことは子育ての助けになるかなと私は思います。

そして実は最悪なことは、お菓子をあげること。

なぜ「最悪」と表現するかと言うと、泣き止むごとに砂糖入りのお菓子をあげていると依存状態になりやすくなり、お菓子がないと泣きやまない子供に育ってしまいます。

この状態になっている子がかなり多いです。

いつも泣いたり起こったりするのがお菓子の与えすぎで低血糖症の場合があります。

糖質中毒が陥る負のサイクル

そうなると言葉で泣き止むことが難しくなってくるので、お菓子で泣きやませるの最終手段くらいの位置付けでやったほうが良いですね。

子供には感情をしっかり表現させて親がそれを受け止めてあげることが大切ですね。

そうすれば上手に落ち着かせる術も見えてくるのでないでしょうか?