音楽家の健康法

甘党のバンドマンよ、砂糖抜き生活をしてみよう。(実践編)

さて、前回の記事でバンドマンへ砂糖抜きの生活を紹介しました 
甘党のバンドマンよ、砂糖抜き生活をしてみよう。
では実際に何を食べたら良いのか、どのような形で実践していけば良いのかをわたくしが実践して来た事を紹介していきます。

 

天然の甘味料を選ぼう

精製された砂糖や人工甘味料はパンやジュース、お菓子にも入っています。普段買い物をしているスーパーやコンビニに寄っても甘い食べ物や飲み物を買えない事に気付きました。

ではどうすれば良いのか。

それは人工甘味料が使われているものではなく、天然の甘味料を選んで買うようにしましょう。

どんなものを選んだら良いのか、たくさんありますがいくつかご紹介します。

黒砂糖

brown sugar

サトウキビの搾り汁を加熱し、濃縮して固めて作られたのが黒砂糖。

ビタミンやミネラルが豊富で、白砂糖の場合は製造過程で栄養が失われてしまいますが、黒砂糖は天然の栄養分が凝縮されています。

きび砂糖

Millet sugar

完全に精製されていない段階の砂糖液をそのまま煮詰めて作られている、黒砂糖よりさとうきび風味が強い。

こちらもビタミン、ミネラルが含まれておりますが黒砂糖よりはミネラルが少ないようです。

てんさい糖

Beet sugar

白砂糖、きび砂糖、黒砂糖、などはさとうきびを原料としてますが、てんさい糖は砂糖大根を原料としてます。

この2つの大きな違いは、熱帯の植物であるさとうきびは体を冷やす作用があり、寒冷地でとれるてんさいは体を温める作用がある。冷え性の人はこちらの方が良いかもしれませんね。

はちみつ

honey

こちらは説明不要ですね。

強い殺菌効果により賞味期限を気にせずに常温で保存出来る優れもの。ビタミン、ミネラルもしっかり含有してます。

メープルシロップ

Maple syrup

サトウカエデ樹液を濃縮した天然の甘味料、カルシウムやカリウムなどのミネラル成分が多く、亜鉛やマグネシウムも他の糖類よりは多く含まれている。

白砂糖やはちみつに比べカロリーやGI値(ブドウ糖の吸収と血糖上昇を100とした場合、他の食材がどれくらい血糖を上昇させるかを示したもの)が低いです。

「メープル風味」「ケーキシロップ」といったものはメープルシロップとは別物の人工甘味料なので注意が必要です。

米飴

rice-syruphttp://www.k-daichi.com/products-organic-rice-syrup.html

マクロビオティックでよく使われている米飴。米やうるち米、もち米などに含まれるデンプンを糖化することで作られる甘味料。見た目ははちみつのようなトロッとした形状です。

コーヒーや料理などに砂糖を入れる時と同じように使えます、商品によりますが甘さがそこまで強くないのが特徴です。

甘酒

amazake

こちらもマクロビオティックでよく使われる甘味料、ビタミンB群、アミノ酸、ブドウ糖、オリゴ糖など栄養素が点滴とほぼ同じな事から「飲む点滴」と呼ばれている。

米麹で作るもの、酒粕で作るものの2種類があります。大きな違いは、米麹はノンアルコールで酒粕はアルコールが入っているので注意しましょう。

果物(果糖)

fruits

果物には果糖が入っており、実は果糖は砂糖よりもさらに甘く弊害が大きい。

それなのに何故果物は身体に良いのか、それは果物自体にはそれほど含まれていないこと、フルーツを丸ごと食べると食物繊維なども摂れるために糖の吸収をゆっくりにしてくれることなど上げられます。

そして、本物のフルーツであればビタミンやミネラルが豊富に入っている。

砂糖を一切使わないドライフルーツの自然の甘さで、甘党の人でも満足に美味しく食べられる「コガネイチーズケーキ」などおススメです。

無添加・白砂糖を使用しないケーキ「コガネイチーズケーキ」が美味しい。

だからと言って食べ過ぎると肥満の道へ進むので注意です。

 

 長く続けるコツ

意識がかなり高い人ではないと、砂糖抜き生活は続きません。途中で諦め、その反動で甘い物を一気に取る人もいるようです。

そうならないためのコツがあります。

それは「6割り〜7割り努力する」事。

スポーツ選手や医療や健康に関わる仕事の人は、自分の健康に関しても意識を向けるので徹底出来る人は多い。

しかし普通のサラリーマンや主婦、そして特に健康に無頓着なバンドマンは続かないでしょう。

「6割り〜7割り努力する」をする事で完璧ではないですが長く継続的に続けられます。

正直、添加物などを気をつける時は「6割り〜7割り努力する」で大丈夫ですが、砂糖には依存性があるので9割り頑張って欲しいと言うのが本音です。

最終的には全ての甘い食べ物・飲み物を精製された砂糖や人工甘味料でないものを選び、全て自然の甘味料に変えていく事が出来ると理想ですね。

制限してるけど貰ってしまった場合

cocaine

ドラッグと同じで一切口に入れない事が理想ですが現実的には難しいので、その後も我慢出来る自信がある人は笑顔で頂きましょう。

1回自分の頭の中で許して食べると、リミッターが外れ同じ生活に戻る可能性大なので基本的に貰っても事情を説明し食べない方が後々良い結果が出ます。

本気で実践する場合は周りの友達などに「砂糖抜き生活始めました!」と宣言しておくと良いでしょう。公に宣言する事によって自分に厳しくなり意識を高める事が出来るのでおススメです。

ちなみにわたくしは友達と食事に行った時などは、締めのデザートを食べないようにしてます。

「ノリが悪いな」と言われるかもしれませんが、「ここで食べたら自分の頭の中で勝手に言い訳を使って今後食べてしまう!」と考え、ここでは我慢しましょう。

 

まとめ

最初の1ヶ月の砂糖抜き生活は何回も心折れそうになりましたが、何故砂糖が身体に悪いのか徹底的に頭に入れたのでどうにか乗り越えました。

また、同じように砂糖抜き生活を実践している人が身近にいたのも大きかったです。

最後に、厳しい事を言うと自然の甘味料でも科学的にだけ述べるなら悪いです。そのうえで食べるかどうかを自分で判断しましょう。

バンドマンで砂糖抜き生活をしてる人を見た事がないのですが、これを見て少しでも多くのバンドマンが実践し楽しいバンド生活を送れるよう願ってます。

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