毎日書類作成や上司後輩との人間関係、仕事に追われる日々が続いて肩こりや疲労が全然とれない。
そんな人はもしかしたら交感神経系が優位になっているのが原因かもしれません。
交感神経が優位になる原因はたくさんありますが、その中で比較的多い原因を5つ上げますので、強く当てはまるなと思う人は、その部分を改善すると肩こりがなくなったり、疲れ難くなることが期待できます。
目次
交感神経と副交感神経
そもそも交感神経とは何ぞや、というところから。
交感神経とは?
副交感神経とともに自律神経系を構成する末梢神経。内臓諸器官に分布し,意志とは関係なしに,副交感神経に拮抗して内臓の働きをコントロールしている。交感神経はほとんどすべての血管を収縮させて血圧を上昇させる。また副腎髄質でアドレナリンの分泌を促す。全身的にみれば,瞳孔を散大し,心臓血管系を促進し,消化器系や泌尿器系を抑制して,身体活動に都合のよい状態をつくる。このため俗に「昼の神経」などと呼ばれることもある。
副交感神経とは?
自律神経の一つで,交感神経とともに全身の皮膚,血管,内臓諸器官の腺細胞や平滑筋細胞に分布して,多くの場合,交感神経に対して拮抗的な作用を示す。すなわち,一般に生体のエネルギーを放散する方向で作用する交感神経に対し,副交感神経は生体内にエネルギーを蓄積する方向で作用する。たとえば,心臓に対しては交感神経は心拍数を増加させ,拍出量をも増大させるが,副交感神経は逆の方向で作用する。このほか副交感神経は消化管運動,胆汁分泌の促進,涙や唾液の分泌促進,瞳孔散大などの作用をもつ。
簡単に言うと、交感神経は活動している時や緊張していると優位になり、副交感神経は休息しているときや寝てる時に優位になります。
そしてこの2つのバランスを整えていくことがとても重要で、様々な症状を起こさないような元気な身体を手に入れることができます。
何故交感神経系が優位になっていまうのか、日常生活を思い返してみると、その理由が明らかになっていきます。
交感神経系が活発になる5つの原因
運動不足
ほとんどの人は、全身を動かして、筋肉の温度を上昇させる機会がほとんどない。
仕事が終わった後に家で食事して風呂入ってスマホいじって寝る。
そんな生活の人は、運動の時間をとって身体を動かすことを1年間しない、なんて人もいます。
血流促進のためにウォーキングや軽いマラソンをし、自分の出来る範囲で身体は動かしていきましょう。
同じ姿勢で過ごす日が多い
デスクワークの方は特にその傾向があります。腕はいつも身体の前で保持しつつ、座り姿勢を続けます。
気付けば同じ姿勢や動作の繰り返しになってませんでしょうか?少しうつむきの姿勢になるだけで、首の筋肉が通常の2~3倍のパワーを発揮しなくてはならないと言われています。
長時間同じ姿勢をしないように軽くストレッチしたり、お手洗いまで行って緊張している筋肉を少しでも動かしましょう。
仕事を頑張り過ぎている
仕事を集中するのはとても大切です。しかし、無理しすぎていると交感神経が優位になります。さらに、残業や自宅に持ち帰り仕事を行うことで、頭を使い続けると、緊張状態からなかなか解放されません。
帰宅後、湯船に浸かるなど、身体を休める工夫をしましょう。
精神的ストレスがある
精神的な披露が強いほど交感神経系が優位になります。悩みが解消されない、緊張感のある場所で過ごす、責任の思い仕事を任されている、といったことも、交感神経系の優位が続く原因となります。
実は砂糖の摂取で低血糖症になるとアドレナリンが分泌され続け、交感神経が優位になります。
ストレスで甘いものを食べたくなる人は注意ですね。
眠る直後まで目を酷使
本来、人の身体は夕暮れから急速に向い、リラックスしていくものですが、夜も仕事でパソコンを使い目を酷使し、夜中まで明るい場所で過ごしていたりします。
布団に入っても眠くなるまでスマホをいじったり・・・
目の酷使と明るい光を受けることで、身体はリラックスできない状態になってます。
このような使い捨ての蒸気で温めるアイマスクを使ってほぐしていくと、気分がリラックスして副交感神経が優位になるのでおススメです。
まとめ
交感神経が活発になる原因は一つでないことがほとんどです。
その原因となる部分を自分でしっかりと理解し、行動に移していくことによって結果がしっかり現れます。
原因はこれだけではないのですが、2つ以上当てはまる人はめげずにチャレンジしてると、良い方向に向かっていくので、是非みなさん参考にしてみてくださいな。