街中で溢れるダイエット本。
最近少し体重が増えてきたから少し痩せたいなと思い、手にとって「これなら私もできそう!」とワクワクして買ったあの日。
それから体重をしっかり落とせて飽きずに続けて維持できている人はどれくらいいるのであろうか。
こちらの記事で書いてある調査ではでは『あなたは現在ダイエットをしていますか?』という質問をしたところ30.2%と3人に1人が既に「ダイエットをしている」ことが判明。また、42.8%が「ダイエットをしていないが、今後したいと思っている」と回答し、全体の73.0%の人に、ダイエット意向があるとのこと。
男性同士でなかなかダイエットの話なんてしないので、こう見るとほとんどの女性が「痩せたい」気持ちがあるんだと再認識します。
ですがダイエットを成功した人もいれば失敗した人もいる。そしてほとんどの人が痩せることが出来ずに、運動もめんどくさくて出来ずに終わってしまっている人がほとんどかと。
「やっぱり簡単に痩せられるダイエット法はないのか・・・」
その通りだなのですが、実は一つズルして痩せる方法があります。
とある事を一つ変えるだけでほとんど努力なしで痩せることができます、しかも健康的に。
その正体は「食事誘発性熱生産性」。
やり方は超簡単、意図的にたんぱく質中心の食生活にするだけ。
はっきり言ってチートに近い。
糖質からタンパク質へ変えるだけでOK
カロリーを消費するためには運動などが上げられますが、実は栄養を摂取する際にもカロリーを消費します。
カロリーを摂取すると同時にに消化吸収自体にもエネルギーを使うわけですが、これを「食事誘発性熱産性」と言います。
- タンパク質 約30%
- 脂質と糖質 約7%
このように報告されており、かなり差が大きいですよね。
なので同じ100kcalを摂取してもたんぱく質をとった場合にはそのうち30kcal消費されますが、脂質と糖質に関しては約7kcalしか消費されません。
タンパク質、脂質、糖質のバランスが取れた食事の場合は食事誘発性熱産性は10%なので、タンパク質を多めに取ることで食事誘発性熱産生を高めることができるのです。
食事は日常生活で毎日するものなので、意識してタンパク質を多く取ることで1年で大きく結果が変わっていくのですが、一つ例をあげます。
Aさんは1日のタンパク質摂取量は200g(+炭水化物200と脂質20g)。
Bさんは1日のタンパク質摂取量は50g(+炭水化物350gと脂質45g)。
前提として、タンパク質と炭水化物は1gあたりのカロリーが4kcal、脂質が9kcalです。
ここまでは同じカロリー数ですね。
そして1日の食事誘発性熱産生を次の図のように計算で算出するとAさんは324Kcal、Bさんは186kcalです。
これと同じ食事を1週間続けたとするとAさんは2268kcal、Bさんは1302Kcalとなります。
さらにこれを1年間続けたとするとAさんは118260kcal、Bさんは67890Kcalとなり、2人の食事誘発性熱産生差は約50000kcalになります。
体脂肪率は1kgあたり7200kcalなので、総摂取カロリーを変えずにタンパク質の割合を多くするだけで、実に体脂肪約7kg分もカロリーを節約することができるのです。
塵も積もれば山となるといいますが、ここまで差が大きいと驚きですね。
摂取したカロリーが一部なかったことになるなんて、チートですよチート。
まとめ
おそらく元々食生活が炭水化物7割くらいの人はタンパク質を増やすだけで痩せていくと思います。
しかし一番効率的なのは筋トレ+有酸素運動をやって体脂肪率を減らし、かつタンパク質で食事誘発性熱産生も利用することらしいですよ。
是非今日からタンパク質中心生活に変えてみてはいかがでしょうか。
参考
超 筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超・科学的な理由