お友達やクライアントさんとお話をしている時、言葉以外のサインから相手の心理状態を読み取り観察することも重要。
「絶対これは面白い話だ!」と思って相手に一生懸命話していても、伝わってはいるんだけど微妙な反応をされていたら違う話題に変えたりしないと苦笑いされ、挙げ句の果てに「この話興味ないなー、早く終わらないかな〜」なんて思われてしまいます(笑)
そんな状態の時は声のトーンや顔色、目の動きから出来るだけ早く判断してトーク内容を変えたり相手の興味ある話題を出してより良いコミュニケーションをとれると理想ですね。
まずは意識的に相手の表情、目の動き、まばたき、声のトーンとスピードを意識して観察し相手の言葉にしていない気持ちや状態を認識していくことが大切。
これらを「キャリブレーション」と言います。僕もまだまだですが、上手くできるようになると相手の変化に合わせて対応することが可能になり、日常生活やビジネスでも非常に役立つので是非参考にしてみてくださいな。
キャリブレーションのいくつかの指標
実際キャリブレーションをするときに相手の何を見れば良いのか?
話している時、ほとんどの人は顔全体をぼんやりと見て話を聞くだけだと思いますが、先入観や固定概念を捨てて、相手の情報を出来る限りキャッチしましょう!
・姿勢・動きの変化
顔の動き、手足の動き、動きの停止、身体の使い方など。
・表情の変化
皮膚の色、シワ、目の動き、こわばり、まばたきなど
・呼吸の変化
浅い、深い、一時停止、胸の呼吸、腹の呼吸など
・声のテンポ・間の変化
速い、遅い、間など
・声のトーンの変化
低く深い、緊張、激しい変化など
実際にどんなところを見るのか
個人的に整体の施術中に使えるなと思ったのがいくつかありました。
例えば腕を組みながらだったり、身体の前で手を組みながらお話される方は多いと思います。
そのようのな人は自分の考えや価値観を大切し、考え方を守りたいなどの深層部の意識があります。
相手との距離をとりたい場合もあるのでトーク内容や施術の順番を変え、不快に思われない施術にもっていきます。
また、セラピストや整体師の人たちで意識している方は当たり前のように見ていると思いますが呼吸はスゴく大事ですよね。
呼吸に合わせてほぐしていくと筋肉の緊張も緩みやすくなりますし、「背中を押されて胸が息苦しい」なんて事も少なくなります。
声のテンポやトーンも基本的には相手に合わせていきます。
遅いテンポの人にはゆっくり話しかけてひとつずつお身体の事を説明し、早いテンポの人は長ったらしく説明すると不機嫌になったりすると思うので完結に早めに結果を出す施術の組み立てをします。
「間」を上手く使って相手に印象に残るトークもしていきたいところです。音楽でも休符を上手く使うと印象に残るフレーズになるのと同じで、空白を使う事によって前後の言葉に重みを加えて話していきます。
整体やセラピストだけではなく相手とコミュニケーションをとる仕事でも友達関係でも使えるので、是非参考にしてみてください^^